弁護士渡邉 祐介Yusuke Watanabe
これまでの歩み
- 昭和51年千葉県浦安市生
- 市川高等学校卒業
- 中央大学法学部卒業
- 上智大学法科大学院修了
大学卒業後、システムエンジニアとしてIT企業に勤務。
都市銀行、電力会社、自動車メーカー等におけるシステム開発プロジェクトに関わる。
弁護士に転身後、都内法律事務所勤務を経て、平成31年1月にワールド法律会計事務所を開設。
令和2年6月、通知税理士登録(税理士法51条)。
趣味嗜好
- 趣味・特技バスケットボール
- 言葉「あきらめたらそこで試合終了だよ」
- 映画『ショーシャンクの空に』
- 食べ物ラーメン
- スポーツゴルフ・スキー
- TV『じゅん散歩』
インタビュー
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Q.なぜ弁護士になろうと思ったのでしょうか?
前職のSEという仕事では、お客様との関わり方がITというツール提供を通じたものでした。
元々チームプレーが好きでしたので、システムの完成に向け、たくさんの難題にぶちあたりながらもプロジェクトチームの皆で没頭する日々は充実してはいました。ですが、心のどこかで、もっと直接的に人の支援をしたいという思いが強くなっていっていました。
企業からも個人からも、人として直接に頼られる存在として活躍できる仕事。そんな弁護士に魅力を感じるようになりました。
その後、退職して退路を断ち、宅急便配達などしながらの勉強期間を経て、弁護士となりました。 -
Q.弁護士としてやりがいを感じるのはどういう時ですか?
「ありがとう」「依頼してよかった」と心から感じていただけた時です。
事務所で執務していたとある休日に、ある依頼者がご丁寧にお礼を伝えに事務所に足を運んで下さり、「本当に助かりました」とのお言葉と美味しいお菓子をいただきました。
中には何年も経ってから「幸せに楽しくやっています」というようなご報告をしてくださる方もいらっしゃいます。そのような時に、本当にやっていて良かったと感じます。
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Q.弁護士として関心がある分野はありますか?
分野を問わず、「なぜそのトラブルが生じたのか」という部分に関心を持っています。
トラブルの起きた原因を探ることがベストな解決につながると思っているからです。ご相談の中には、何をもって解決なのかがご本人ですらイメージしづらいものもあります。また、ベストな解決は必ずしも相談者の方が初めにイメージされていた形であるとは限りません。
面談の中では、トラブルが生じた経緯、相談者や相手方など関係者の思いといった「心」の部分、その他の背景的な事情などを詳しくお伺いし、ひも解いて行くことを心がけています。
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Q.弁護士としての辛さや大変さはありますか?
たくさんありますが、一つ挙げるなら、弁護士として打つ手がないという状況に直面した時はとても心苦しいです。
「できる方法を考える」という信条で、方法がなく解決が難しいと思われるケースも必死に試行錯誤するのですが、それでも、どうしても打つ手はないという状況もあります。
せっかくご相談に来られた方の助けになれない辛さもですが、打つ手のないことを伝える瞬間もまた辛いものです。ただ、事実を変えることができなくても、目の前の事実の受け止め方や見方を変えることで、人の心が解放されるというケースもたくさん見てきています。
弁護士として打つ手がないようなときは、途中からカウンセラーのようになっていることもあります。「そこは弁護士の仕事ではない」という弁護士もいて、考え方は色々だとは思うのですが、本当の意味での問題の解決はご本人の心が解放されることであって、法律もそのための手段の一つなのではないかと思っています。
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Q.弁護士としての強みは?
「交渉」を強みとしています。
弁護士というと訴訟や調停など裁判のイメージが強いと思います。世の中には多くの事件がありますが、すべてが裁判に進むわけではありません。その前に交渉で着地するケースは多く、また、裁判まで進む事件でも、裁判期日と並行して交渉が進み和解で着地するケースは約7割を超えます。事件の中で交渉が占める割合はとても大きく、依頼者の期待に応える弁護士の必須要件は交渉力だと言えます。
そうであるのに、司法試験には「交渉」という類の科目はなく、また、司法試験をパスした後の法曹養成機関である司法研修所での指導や卒業試験も裁判起案が中心。「交渉力」は問われません。 実は弁護士となる過程では、交渉力は問われもしないし磨かれる機会もないのです。
交渉では法的知識は当然の前提になりますが、戦術や戦略がそれ以上に重要です。相手方の事情や心理状況も考慮しつつ、どのようなメッセージを送るか、それをどのタイミングで送るのか。交渉材料となるカードは何か。予想されるリアクションを踏まえ、着手から事件解決までをトータルで設計して進めます。
異業種である前職での社会人経験も生かしつつ、弁護士として交渉力を研鑽し続けています。
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Q.事務所としての強みは?
「法律」×「税金」の双方からの漏れのないサポートが強みです。
どの分野の事件でも、依頼者利益の最大化を考えた場合、「どのような着地を目指せば税金面で得か」という観点は欠かせません。相手方との交渉の進め方に影響することもあります。
当所へのご相談の多い相続分野を例にすると、遺産分割協議での分割の仕方次第では相続税が低く抑えられるケースがあります。
当所は相続税専門の事務所での相続税の経験豊富な税理士がおりますので、得となる分割方法のご提案から、相続税の申告手続きまでお任せいただいています。また、生前の相続対策のご相談では、「争族」にならないための準備として弁護士が遺言書や信託契約書を作るだけでなく、弁護士と税理士が「相続発生時の相続人の相続税負担をいかに少なくするか」という観点で、生前贈与、不動産、生命保険その他の手法を活用したスキーム設計まで対応しています。
こうした「相続のことなら全て相談できる」という体制も、ワールド法律会計事務所の強みです。
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Q.最後にメッセージをお願いします。
一人一人の人生がそれぞれ同じではないように、同じ分野のご相談や事件も1件毎にそれぞれ同じではありません。
ご相談者一人一人に向き合った、オーダーメイドの処方箋が必要だと思っています。また、遠方にお住まいの方や外出が難しい方など一人一人のご事情に合わせて、ご相談方法も来所面談意外にも電話や各種ビデオ会議システム等もご用意しています。
悩みを抱えて来られ、「相談して、問題ないことが分かって気持ちが楽になった」と言われる方も多くいらっしゃいますので、ぜひお気軽にご相談ください。